11月13日(水)、3年次行事で仙台方面へ行ってきました。~年次行事のテーマ「震災の記憶と車社会」
2024年12月9日 14時14分1か所目は、エネオス仙台製油所を見学しました。
エネオス仙台製油所は、東北一円にガソリンを供給している東北唯一の製油所ですが、震災時に激しく燃えているニュースが記憶に残っているのではないでしょうか。震災当時はその影響もありガソリンを購入するために長蛇の列ができました。しかし、震災後たったの1年でガソリンの供給を再開できたと伺い、ただ驚くばかりです。エネゴリ君がバカンス中で会えなかったのが残念でした。ディズニーランド3個分の広大な敷地をバスで案内していただきました。
2か所目は、仙台うみの水族館を見学しました。
うみの杜水族館は、2015年に閉館したマリンピア松島水族館が前身となっています。震災時には海岸沿いにあったため浸水し、電気が止まり、水温維持機能や水の循環がストップして、魚たちを守るのに本当に苦労されたそうです。というような話を伺えればと思っていたのですが、バックヤードツアーは中学生までとのことで、水族館の裏側での仕事などを伺い知ることはできませんでした。昨年度の修学旅行を彷彿させるお土産袋を持って帰ってきたところを見ると、生徒は十分に楽しめたのだと思います。
最後は、震災遺構 仙台市立荒浜小学校を見学しました。
荒浜小学校の周りには、当時800戸の住宅があったそうです。それが震災時の津波でなくなってしまいました。拝見した映像に出てきた当時小学1年生だった女性は、荒浜は被災の町ではなくて、たくさんの歴史と文化、思い出があった町と覚えていてほしいと言っていたことが印象に残っています。
災害は仕方がないことでもありますが、想定して備えておくことが大切ではないか、と担当の髙山さんに話していただきました。
今回の年次行事を通して、3年次生は幼かった時に経験した東日本大震災の記憶を思い出したのではないかと思います。また、4月からは半数の生徒が社会人となり、半数の生徒が進学します。山形では自家用車がないと生活がままならない現状があります。そんな少し先の未来も考えることができたのではないかと思います。